忍者ブログ
カバンの中はいつだってごちゃ混ぜ
[22]  [21]  [20]  [19]  [18]  [17
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さて。140に収まりきらないどうでもいい話をのみぺらぺらと並べ立てるためのブログになりつつあります。比率的には版権と創作の割合がわりにツイッターなんぞよりも良心的なような気もしていたり。

というわけで、まど★マギ考察でもひとつ。


■闇の力を秘めし鍵よ!
思春期の少女が圧倒的な力の対価として差し出すもの。その力の源=因果律。何の力もない何の変哲もない少女が代償に差し出すものが、命と未来以外のものであるわけがない。……きゅうべえの語った感情云々の言葉ですっかりぽいんちょしていたけれど、 よく考えなくてもそうに決まってるよーーうわーー。
時間を巻き戻すごとに溜まっていく因果律を、そのまま「まどかにあったかもしれない可能性」に読みかえてみる。ループを繰り返すごとに、「選択の結果起こりえた未来」はまどかの上に積みあがっていく。ほむほむじゃなくて。彼女の悲壮な決意は本当にまどかが中心に起こっていたのだなあと。ところでコレなんて白龍?(はるとき3)
選択肢が誰の手にあったか、が因果律の中心点なのかな。ほむほむにもある程度の選択肢はあったはずだから、彼女がどんどん強くなっていったのも、経験と傾向と対策だけではないのかもしれない。
ところで、未来の可能性なんてとんでもないものを搾取し続けたら、いずれは世界が崩壊するのは必至なんじゃないのかなぁ。
私とあなたの関係が力になる。あなたと私の関係が世界に直結する。なんかちょっとふつうに、グッドオールドセカイ系にみえなくもない。


■契約の元にまどかが命じる!
大人まどかの存在は、失われた彼女の未来 を暗示しているのかと思いきや。
そういえばOPでもう、かみさまはまどかを祝福していたね。
自らをも救うに至ったときのまどか。白いリボンのうつくしいひと。
自分の絶望も因果として引き受けるって段になったとき、まどかはどれだけの絶望をみてきたのだろう。夢と希望が絶望を凌駕する、一瞬。時間遡航者は世界の終わりに立ちあわせる。まどかの勝ち逃げの物語。赤いリボンは譲渡される。全滅のハッピーエンド。(ところで、これはもう好きな人を作ったりする未来はないよ! という気持ちの表れなのか、ほむほむに気付いてもらうための百合なのか。もう一回奇跡を起こすための布石かな、やっぱ)
有史以来魔法少女の絶望と希望が世界を作ってきたというのだから、魔法少女は魔法少女の祈りを否定できない。それは彼女たち自身を否定することになる。だったら、だったら。


■我の前に真の姿を示せ…あれ なんだっけ。
【魔法少女は祈りで魔法少女になり絶望で魔女になる】これは前提。つまりルールだよね。まどマギという世界の常識。今期3話で視聴者が顎をはずしてうっかり絶望した内容。いつの間にか視聴者はそれを当然のこととして受けていた。そこから、さらに一段ひっくり返す。【魔法少女は希望で魔法少女になり絶望で魔女になる】【が、絶望で魔女になる前に、まどかが介入してソウルジェムを浄化してくれる】【ために、絶望でソウルジェムがグリーフシードになる前に、魔法少女は死ぬことができる】→結果、【魔法少女は祈りで魔法少女になり、魔力を使い切ったら消える】という状況が起こっているように見える。システムは何も変わってないように見えるけれど、一人の祈りによって、物語の前提が変わる。そして、インキュベーターをはじめみんなはルールの上書きに気づかない。
知覚しないことは存在していないことと同義。
まどかは、ルールになる。一つステップが上の存在に。【魔法少女はグリーフシードになる前に、ソウルジェムが浄化されて消える】という概念に。
インキュベーターと契約して叶える願いは、インキュベーターの能力に拠るものかと思ったのだけれど、ほむほむの力をきゅうべえが感知しないところで、【魔法少女になる際のお願い事は、最初の魔法である】ことがわかった。
得体の知れないその力は、きゅうべえ達を含む宇宙をも変革させるもの。(まあ実際はルール上書きしてるだけだけど)だから、こう見ることもできる。【魔法少女が希望で魔法少女になり、絶望で魔女になるというルール】も、また別の前提に上書きされたものかもしれない、という妄想。


■ビューティーセレインアロー、マジカルシュート!!
というわけで、まどかの望んだ世界により、過去から未来まで、すべての魔女は彼女の手で浄化されました。というか、まどかの作った世界の法則で。魔女になる魔法少女、にはまどかだってもちろん含まれるので、時間を飛び越えてまどかはまどかを救います。
そうして生まれたのが、「最初に私たちが望んでいた、魔法少女のある世界」。
人の心の呪いにより魔獣が生まれ、魔法少女はきゅうべえと、魔法を得る代わりにそれらを狩ってブラックボックス?をエネルギーとして提供する契約をする。相変わらず魔法少女は消費され、絶望し、死んでいく。きゅうべえは少女達と割に有効な関係を築き、消費される少女達を渡り歩いてはエネルギーを集め続ける。魔法生物と少女が契約して、少女は祈りの代わりに命をはって、悪と戦う。そして散っていく。


でも、魔女はもういない、ことになっている。


『いずれ魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだろう?』

そうでもなかったのかもしれないね。

 


■締めに
この話に続きがあるとしたらどんなだろうね。まどかによってもたらされた、「今までにみんなが思っていたような魔法少女の世界」をひっくり返して、魔女のいる世界を取り戻す話になるのかしらん。

最近、語り口や視点や物語にトリックのある話が好きだなー。この話もだいぶファンタジーよりのSFだったと思うけど。というか、やっぱりゲームのシナリオっぽいというか。繰り返してフラグ全部集めたら因果律がたまってトゥルーエンドに行けるみたいな……そんな…… さすがシナリオの人がゲームの人なのだなあというか。

全世界的に考察をみんなでしながら、リアルタイムで見るのが一番おもしろいアニメだったと思う。ネタバレ抗争は起きるわ漫画は描きおろしだわ原作なしだわ踊らされるわ。だってなにも見ないで見るのが面白いって、何となく感じ取れるし。それをされたらもう色んなものが台無しになる、ぎりぎりのエンターテインメント。もう一周したいし、記憶を消してもう一周したい。そういうたぐいの。

さっき一回書いたことがぱーんと飛んで思い出せないんだけど、なんだっけ。 ワルプルギスの夜とか、魔女のこととか、いろいろわかんないこともから、後々みんなで考察できたらいいなぁ。

スピンオフ?  そういえばそんなのもあった気がする(虚

 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
プロフィール
HN:
niboshi
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ピクシブやってます。
最新CM
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター

Copyright (c)tasche n All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Photo by Kun   Icon by ACROSS  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]